小川山で最初に登りたいクラシックルート

ガマルート

3万円+諸経費 日帰り 定員2名 5.7

小川山を代表するマルチピッチルート「ガマルート」。
1975年に初登されたこのルートは、日本にフリークライミング文化が根付く以前から登られてきた、歴史あるクラシックルートです。

一見すると傾斜の緩いスラブ主体の壁ですが、実際に登ってみると、2ピッチ目や4ピッチ目には程よい緊張感があり、登り応えも十分。各ピッチのビレイポイントは安定しており、エスケープもしやすいため、これからマルチピッチクライミングを始めたい方にも最適です。

単なる「易しいルート」ではなく、日本のクライミング史を体感できる一本として、小川山を訪れたならぜひ登っておきたい名ルートです。


ルート花崗岩の魅力が詰まった小川山屈指の人気ルート

セレクション

3万円+諸経費 日帰り 定員2名 5.9

小川山を代表するルートとして長年愛され続け、国内でも屈指の人気を誇るマルチピッチルートです。

ルート上には様々なサイズのクラック、美しい花崗岩スラブとフェース、チムニーが連なり、小川山らしい岩の魅力が凝縮されています。高度感あるロケーションと開放的な景観も素晴らしく、「マルチピッチの楽しさ」が詰まった一本です。これから本格的にマルチピッチを始めたい方や、アルパインクライミングへのステップアップを目指す方にもおすすめです。


― スラブ・トラバース・弓状クラックを越えて ―

南稜レモンルート

3万円+諸経費 日帰り 定員2名 5.9

小川山・屋根岩3峰に位置する「南稜レモンルート」は、スラブやクラックなど多彩な要素を楽しめるクラシックなマルチピッチルートです。1ピッチ目からボルトは最小限。小川山らしいスラブを登りながら、続く2ピッチ目。トラバースは高度感抜群で、このルートの核心のひとつ。セカンドであっても気の抜けない緊張感があります。

3ピッチ目に現れる美しい弓状クラックは、上部へ行くにつれて幅が広がっていくため、登り方を間違えると一気に腕力を消耗します。ジャミングや身体の使い方を工夫しながら登る、クラッククライミングの要素が詰まったピッチです。

屋根岩3峰の頂上からは、小川山の岩峰群、奥秩父の山並みを一望でき、開放感も抜群。クラシックルートを登る面白さが詰まった一本です。

 


セレクションを一歩押し上げた屋根岩4峰の本格マルチ

トリプルダイレクト

3万円+諸経費 日帰り 定員2名 5.10a

コロナ禍で暇だった頃に、山下勝弘氏と私の2名で既成ルートである「はるみクラック」と「南稜RCC神奈川」にオリジナルラインを加えて完成した、屋根岩4峰のマルチピッチクライミングルートです。

ルートはクラック、スラブ、フェースを繋ぎ、小川山らしい花崗岩クライミングの魅力を存分に楽しめます。単調さがなく、各ピッチごとに異なる表情を見せるため、登り応えも抜群です。

イメージとしては、屋根岩2峰「セレクション」を1グレードほど引き上げたような内容。セレクション経験者のステップアップにも最適です。

 


18ピッチに渡って岩稜を繋ぐ小川山屈指のロングルート

烏帽子岩 左稜線

3万円+諸経費 日帰り 定員2名 5.8

烏帽子岩左稜線の原形となるルートは、1974年に初登された後、長らく忘れられた存在となっていました。しかし2009年、篠原達郎氏と松原尚之氏によってルート整備が行われ、現在の「烏帽子岩左稜線」として再生。今では小川山を代表する人気マルチピッチルートのひとつとなっています。

グレード自体は5.8を超えることはありませんが、クラック、スラブ、チムニーなど変化に富んだ内容が続き、18ピッチという長大なスケールも相まって、非常に充実感のある登攀を楽しめます。


洞窟突破から花崗岩スラブへ、小川山の冒険マルチ 

大貧民ルート〜あみだくじ

3万円+諸経費 日帰り 定員2名 5.10a

お殿様岩の「大貧民ルート」と、あみだ岩の「あみだくじ」を繋げて登る、内容充実のロングマルチピッチルートです。

前半の「大貧民ルート」は、グレード自体は比較的易しいものの、洞窟をくぐりながら登っていくユニークかつ冒険的なライン。岩の弱点を繋ぎながら進むアルパイン的な面白さがあり、“登る楽しさ”を存分に味わえます。

後半の「あみだくじ」では、一転して小川山らしい花崗岩クライミングへ。スラブ、フェース、クラックなど多彩な要素が連続し、ピッチごとに異なる表情を見せてくれます。

2本のルートを繋ぐことで、冒険性とフリークライミング要素をバランス良く楽しめるのが最大の魅力。小川山らしいクラシックルートの魅力を一日たっぷり味わいたい方にもおすすめの一本です。