八ヶ岳を代表する冬季バリエーションルート
赤岳主稜
5万円+諸経費 1泊2日 定員2名
かつては「北峰リッジ」と呼ばれていたこのルートも、現在では「赤岳主稜」の名で親しまれ、週末には多くのパーティーが訪れる八ヶ岳を代表する冬季バリエーションルートとなりました。
文三郎尾根の途中から取り付き、雪壁や岩稜を越えながら赤岳山頂を目指します。阿弥陀岳北稜や南峰リッジを経験した方にとっては、次のステップとしてちょうど良いルートです。急な雪壁を登り、岩稜を越えながら高度を上げていく過程は緊張感と達成感に満ちています。
ルートを登り切ると赤岳山頂直下の稜線へ飛び出し、目の前には富士山や南アルプス、遠くには北アルプスまで見渡せる大展望が広がり、八ヶ岳を代表する人気ルートです。
横岳西壁に伸びる雪と岩のクラシックルート
石尊稜
5万円+諸経費 1泊2日 定員2名
横岳と地蔵の頭の中間に位置する石尊峰から西側へ伸びる岩混じりの雪稜が石尊稜です。下部岩壁と上部岩壁にはクライミング要素があり、特に下部岩壁はグレード以上に手強く感じられることがあります。岩と雪が織りなす変化に富んだ地形は、冬の八ヶ岳らしいアルパインクライミングの魅力を存分に味わわせてくれます。中間部の雪稜から振り返れば、晴天時には南八ヶ岳の山々や広がる裾野の絶景が楽しめるでしょう。登攀を終えて横岳の稜線へ抜けたときの達成感も格別です。冬季クライミングのステップアップを目指す方におすすめの一本です。
樹林帯の先に待つ、八ヶ岳屈指の登攀ルート
中山尾根
5万円+諸経費 1泊2日 定員2名
日ノ岳から西へ長く伸びる中山尾根は、八ヶ岳を代表する冬季バリエーションルートの一つで、雪と岩が織りなす登攀を楽しむことができます。
中山乗越からしばらくは静かな樹林帯を進みます。しかし、その先には中山尾根の真骨頂ともいえる素晴らしい登攀が待っています。雪壁や岩稜を越えながら高度を上げていく行程は変化に富み、八ヶ岳らしい冬の魅力を存分に味わうことができます。
赤岳主稜とは異なる魅力を持ち、より落ち着いた雰囲気の中で登攀そのものを楽しめるのが中山尾根の特徴です。雪と岩の世界をじっくり味わいたい方におすすめのルートです。
小同心を登って横岳山頂へ
小同心クラック
5万円+諸経費 1泊2日 定員2名
赤岳鉱泉へ向かう北沢の途中からひときわ目を引く二つの岩峰、大同心と小同心。その小同心の岩壁に深く切れ込んだ岩溝を登るルートが「小同心クラック」です。
ルート名に「クラック」と付いていますが、実際は手足を突っ張りながら登るチムニーが中心となります。高度感あふれる岩場を登りながら、冬の八ヶ岳らしいクライミングの雰囲気を存分に味わうことができます。小同心の頭まで登り切ると、目の前には横岳へと続く稜線が広がり、爽快な展望が待っています。
八ヶ岳屈指の難ルートに挑む
阿弥陀岳北西稜
5万5千円+諸経費 1泊2日 定員2名
阿弥陀岳北西稜は、八ヶ岳のクライミングルートの中でも難しい部類に入ります。樹林帯を抜けると、雪と岩が織りなす変化に富んだリッジが続き、終盤にはルートが左右に分かれます。その先に待つ岩場が核心部です。目の前のクイックドローに思わず手を伸ばしたくなる場面もありますが、ぜひその誘惑に負けず、自らの力で突破していただきたいところ。核心を越えれば山頂は目前です。厳しさの中に大きな達成感があり、冬のクライミングの魅力が凝縮された一本です。
赤岳西壁の静かなクライミングルート
ショルダーリッジ
5万5千円+諸経費 1泊2日 定員2名
ショルダーリッジは、八ヶ岳・赤岳西壁にある冬期クライミングルートです。ショルダーリッジは大きく右リッジと左リッジに分かれていますが、比較的岩質が安定している左リッジを登ります。赤岳主稜ほど登られることは少なく、週末でも入山するクライマーが少ないため、静かな雰囲気の中でクライミングを楽しめるのが魅力です。中山尾根や小同心クラックなどを経験し、次のステップとして少し静かなルートに挑戦したい方におすすめです。
静かな八ヶ岳東面を登り権現岳へ
権現岳東稜
6万円+諸経費 1泊2日 定員2名
権現岳東稜は、八ヶ岳東面の冬期クライミングルートの中で、天狗尾根や旭岳東稜に次いで登られている人気ルートです。清里・美し森から入山し、出合小屋に宿泊。翌日は長いアプローチを経て権現岳の東側に伸びる尾根を登ります。樹林帯から雪稜、岩場が続き、東面らしい静かな冬山の雰囲気を味わえるのが魅力です。赤岳や阿弥陀岳周辺の冬期ルートを経験し、次のステップに挑戦したい方におすすめです。
五段の宮を越えて旭岳へ
旭岳東稜
6万円+諸経費 1泊2日 定員2名
旭岳東稜は、八ヶ岳東面の冬期クライミングルートの中でよく登られている人気ルートです。美し森方面から入山し、出合小屋をベースに旭岳の東側に伸びる尾根を登ります。上部に出てくる「五段の宮」はこのルートの特徴的な岩場で、雪が多い時は越えるのに苦労することもあります。下降はツルネ東稜を予定しており、登攀後も長時間の行動が出来る体力が求められます。冬期バリエーションの経験を積み、次のステップに挑戦したい方におすすめです。
春の劔へようこそ
源次郎尾根(残雪期)
6万5千円+諸経費 2泊3日 定員2名 1級上 Ⅲ
春の剱岳にダイレクトに突き上げる快適な雪稜ルートです。夏とは景色や必要な技術、ルート取りが異なるので、夏に登ったことがある方にもおすすめのルートです。
春の劔へようこそ
八ツ峰縦走(残雪期)
6万5千円+諸経費 2泊3日 定員2名 1級上 Ⅲ
劔御前小舎の辺りから眺めると一際目を引くギザギザした稜線が八ツ峰です。夏に登っても楽しいルートですが、残雪期の時期に登るのもまた楽しいルートです。
春に下から詰めて行く醍醐味
ジャンダルム飛騨尾根(残雪期)
8万円+諸経費 2泊3日(テント&小屋泊) 定員1名 1級上 Ⅲ〜Ⅳ
ジャンダルム飛騨尾根は雪が安定している時期に限って下から詰めることが出来ます。ジャンダルムの頂上に上がってからも、奥穂高岳までの区間の方が緊張を強いられることがあり気は抜けません。雪山総合力が必要なルートです。
春は快適な雪稜&クライミングルート
コブ尾根(残雪期)
5万5千円+諸経費 1泊2日 定員2名 1級上 Ⅲ〜Ⅳ
名前の通りコブ状の岩を持つ尾根なので遠くから見ても分かりやすく、懸垂下降や岩の登攀、雪稜の登高など変化に富んだ面白いルートです。
夏とは違った面白さ
前穂高岳北尾根(残雪期)
5万5千円+諸経費 定員2名 1級上 Ⅲ+
夏は積み木状に重なった岩を落とさないように気を付けながら登る北尾根ですが、雪が付いている時期は快適な雪稜&登攀ルートになります。下降は奥明神沢を下降して岳沢から上高地へ下山します。
残雪期におすすめのルート
明神岳東稜(残雪期)
5万円+諸経費 1泊2日 定員2名
明神付近から良く見える明神岳東稜を残雪期に登るコースです。1日目は明神館もしくは山のひだやに宿泊します。2日目は早朝に出発してひょうたん池を経由して明神岳東稜を登った後、奥明神沢を下降して岳沢経由で上高地まで下山します。
宝剣岳近くのバリエーションルート
サギダル尾根
3万円+諸経費 日帰り 定員2名
ロープウェイで千畳敷駅まで登り、そこからすぐにハーネスとアイゼンを着けてサギダル尾根に取り付きます。スケールは違いますが、ルートへのアクセスの仕方がシャモニー周辺に似ているかもしれません。サギダルの頭から宝剣岳は雪の付き方によっては緊張を強いられる箇所が続きます。
快適なホテル千畳敷に前夜泊
宝剣岳中央稜
5万円+諸経費 前夜泊日帰り 定員1名
宝剣岳にダイレクトに突き上げるアルパインクライミングのルートです。冬はミックスクライミング主体で、特に2ピッチ目と3ピッチ目のオケラクラックは普段からクライミングをしていないと相当苦戦します。駒ヶ岳ロープウェイの最終に間に合うように行動する都合上、ホテル千畳敷で前夜泊します。
白馬岳から伸びる長大な雪稜ルート
白馬岳主稜(残雪期)
5万円+諸経費 前夜泊日帰り 定員2名 1級
残雪期に猿倉から白馬岳の頂上まで一気に詰めるルートです。アイゼンで岩を登るようなクライミング要素はありませんが、長く美しい雪稜を忠実に登ります。最後の頂上直下の急雪壁は登り応えがあります。
鹿島槍ヶ岳のクラシックルート
鹿島槍ヶ岳東尾根(残雪期)
6万円+諸経費 1泊2日 定員2名 1級上 Ⅳ+〜Ⅴ-
双耳峰で有名な鹿島槍ヶ岳。その信州側に伸びる長大な尾根が鹿島槍ヶ岳の東尾根です。雪が締まって歩きやすくなる春がおすすめです。核心は第二岩峰(体感グレードⅣ+〜Ⅴ-)ですが、それ以外にも急雪壁やナイフリッジが続くので稜線に出るまで気が抜けません。
爺ヶ岳のクラシックルート
爺ヶ岳東尾根(残雪期)
4万円+諸経費 前夜泊日帰り 定員2名 1級下
後立山連峰の爺ヶ岳。その東側に伸びる長大な尾根が爺ヶ岳東尾根です。雪が締まって歩きやすくなる春がおすすめです。隣の鹿島槍ヶ岳東尾根と比べると登攀要素は無く、歩き主体のルートですが途中に雪壁やナイフリッジ存在するので最後まで油断出来ません。
